40代新米パパの育児休業日記

40代半ばにして長男しょうくん(仮名)誕生。半年にわたる育児休業中の奮闘記録。喜び,新たな発見,悩み,苦しみ,失敗談等,ありのままの育児休業ライフを綴る。

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新米パパ,児童館に行く

 【ドキドキの児童館デビュー】

以前,「公園デビュー」なる言葉がはやったことがあった。初めて子どもを連れて,子どもやその親の「社交」の場である公園に行くことを意味していた。「児童館デビュー」も,同じくらいの年齢,月齢の子どもやその親との「社交」の場に初めて足を踏み入れる経験であるという意味で「公園デビュー」と同様であり,新米パパや新米ママにとっては,それなりに緊張する場面である。既にコミュニティーができていて,新参者は仲間に入れてもらえないのではないかとか,そもそも児童館はどんなところなのかわからないとか,新米パパや新米ママの頭の中は,疑問や不安がうず巻いたりもする。

小心者のしょうくんパパは,夏休み(育児休業取得前)に(1人でしょうくんを連れていく自信はないので)ママとしょうくんと3人で近所の児童館の扉を叩き,「児童館デビュー」を果たした。もっとも,そのころのしょうくんは,まだ,ずりばいもハイハイもできず,与えられたおもちゃで遊ぶことくらいしかできなかったから,周りにいた年長の子どもと交流するまでに至らなかった。その結果(?),親同士の交流も,出入りのときの挨拶以上を交わす程度しかなく,児童館デビューは不完全燃焼に終わった感があった。

【新米パパとしょうくんの2人で挑戦】

2度目の児童館も,夏休み中のこと。今度は,パパが1人でしょうくんを連れて児童館に足を運んだ。

そのときは,小学校や幼稚園も夏休み中だったということもあってか,幅広い年齢層の子どもがいたほか,その親御さんもそれなりにいて,いよいよ「児童館社交界」への本格デビューを果たすチャンス到来か,と思ったりもした。しかし,しょうくんは,そのときもまだハイハイなどの移動手段を習得しておらず,しょうくんにも,新米パパにも,未来の同級生やそのパパやママと交流するようなチャンスは訪れなかった。

もっとも,パパとママが一緒に子どもを連れてくることはあっても,パパが1人で児童館に子どもを連れてくるケースは少ないらしく,児童館の先生方は,「イクメンパパですね!」などと優しく声を掛けてくださった。なんだかほめられたような気がして(根が単純なのである。),しょうくんパパは気をよくして,時期を見て,再びしょうくんを児童館に連れて行こうと心に決めていた。

【なかなか行けない・・・】

その後,育児休業を開始し,10月にはしょうくんがずりばいやハイハイができるようにもなって,児童館に行けば「本格デビュー」を果たせそうな前提条件は整った。しかし,朝食後の朝寝,その後の昼食,昼食後の昼寝などを終えると,「今から一旦では遅いかな」という時間になってしまったりして,なかなかタイミングをつかむこともできず,しょうくんを児童館に連れていくことができないままでいた。

【最初から今日は行くと決めておけば・・・】

結局,育児休業開始後1か月の間には,しょうくんを児童館に連れていくことはできなかった。しょうくんの様子をみて,行けそうだったら行こうなどと考えている限り,なかなか「本格デビュー」は果たせそうもない。最初から今日は行く,と決めておき,決めた以上は必ず行く,ということにするほかないようだ。

そこで,今日は,短時間であっても必ずしょうくんを児童館に連れていくと心に決め,午後3時半ころと遅めの時間にはなってしまったものの,これを実行に移した。

【児童館に入ってー遂に本格デビューを果たす】

これまで,サポーターさん(シッターさん)にも何度かしょうくんを児童館に連れて行ってもらっていたが,遊び部屋に他に誰もおらず,しょうくんによる独占状態になることも1度ではなかったようだ。せっかく,勇気をもって児童館に行く以上,しょうくんと2人きりでは少し淋しいなと思っていた。

しかし,児童館の入口には,ベビーカーが置かれており,同じくらいの月齢の赤ちゃんがいるのではないかとの期待を抱かせた!

遊び部屋に入ると,案の定,1組の親子が遊んでいた。1歳くらいに見える女の子(Kちゃん)とそのママである。既にグループが出来上がっていると,その中に入っていくのは勇気がいるなと思っていたが,1組の親子だけであれば,きっかけをつかんで話し易いし,しょうくんも一緒に遊べるかもしれない。本格デビューを果たすには格好のチャンスが到来である。そんなことを頭の中で考えていると,Kちゃんママがしょうくんパパに話しかけてくれた。しょうくんのことを以前にも見たことがある,というのである。どうやらかつてサポーターさんに連れてきてもらったときに名前も聞いた,ということであった。

そうした話をしている間,しょうくんは,少し年上のKちゃん(すたすた歩いていたので,1歳にはなっていると思っていたが,生後11か月だということだった。)をじっと見つめ,やがて,ハイハイでKちゃんの近くに突進していった。そして,Kちゃんの使っていたおもちゃに手を伸ばすと,Kちゃんの目の前で遊び始めた。父親に似ず,おそるべき行動力!しかし,そんなしょうくんの行動をきっかけに,Kちゃんママとも世間話をする流れとなった。

そうこうしている間に,もう1組の親子がやってきた。FちゃんとFちゃんママである。KちゃんママとFちゃんママは以前にも会ったことがあるようで,自然の成り行きで3組のパパママが会話をし,子どもたちが至近距離で,ときに同じおもちゃを使いながら(奪い合いながら)遊ぶようになった。そんなこんなで,児童館経験値がパパより高いしょうくんや,他のママたちの力により,新米パパも,何とか児童館本格デビューを果たすことができたのであった。

【しょうくんのプレイボーイぶりを目の当たりに】

しかも,その後,Fちゃんママと話していると,Fちゃんとしょうくんは誕生日がわずか5日違いと,月齢もとても近いことがわかった。しょうくんもそれが分かってFちゃんに親近感を覚えているのか,Fちゃんに向かって最大速度でハイハイをしていったばかりでなく,しきりにFちゃんの顔や髪の毛に手を伸ばし,Fちゃんとの「交流」を図ろうとした。そう,Fちゃんは,どうやら,しょうくんが,先週の木曜日に生まれて初めて「ナンパ」したその人本人であったのだ。今日も,しょうくんは,Fちゃんに積極アタックを続けており(見ている方が冷や冷やする。),プレイボーイぶりを発揮していた。その行動力,積極性(!?)は,想像以上のものであった。

【児童館本格デビューを果たしての思ったこと】

しょうくんとFちゃんは手を伸ばせば相手の体に触れそうな距離感で,時におもちゃを奪い合いながら遊ぶようになり,それぞれの脇にいたしょうくんパパもFちゃんママとお互いの育児の状況や悩みなどを話すようになった。同じくらいの月齢の子どもを育てているからこそ,現在進行形の悩みや心配事について率直に語り合うこともできるし,共感できるところもある。自分たちだけだと思って悩んでいたことが,意外にも,他の親の悩みでもあったりすることが分かったりして,ほっとすることもある。新米パパと新米ママだけの世界で完結するのではなく,たまには児童館に行くなどして,同じくらいの月齢の子どもやそのパパやママと交流することは,楽しく,有益でもあり,何より子どもにとってのよい刺激にもなる。勇気をもって,再度,児童館を訪れてよかったと実感し,これからも足を運びたいと思った。

それだけではない。パパが1人だけで子どもを児童館に連れて行けば,その間,ママには自分だけの時間を作ることができる。家にいる限り,パパとママの双方がいても,2人とも子どもから目を離せず,自分だけの時間を作ることは至難の業だ。どちらか一方が子どもを物理的に連れ出すことにより,他方が自分だけの時間を手に入れることができる,このことも児童館を利用の大きなメリットであろう。

【今後も】

ドキドキの児童館本格デビューは,楽しく,有益なものであった。しょうくんも,また,とても楽しんでいる様子だった。しょうくん,また,一緒に児童館に行こうね!

 

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(^^♪ しょうくん生後9か月 育児休業2か月目

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